この記事はこのような方へ向けて書かれています。
- アガベをはじめたけど、何の鉢を使えば良いのか分からない
- とにかく通気性が高い育成用の鉢を探している
- 塊根植物やアガベ用の鉢を探している
今回はスリット鉢ってどんな鉢なのかと私がおすすめする理由を初心者向けに解説していきます。
アガベ・塊根植物を3年以上育てている私が、鉢のメリット・デメリットまで分かり易く解説します。
1. スリット鉢とは
スリット鉢とはプラスチック鉢の中でも、鉢側面にスリットが入っているプラ鉢の総称で、生産者の方も使われているプラ鉢となります。
代表的な製造メーカー | 兼弥産業株式会社(カネヤ産業)、日本ポリ鉢販売株式会社 |
代表商品 | CSMシリーズ、プレステラシリーズ |
価格 | 1個100円以内 |
向いている植物 | 塊根植物、多肉植物(アガベ、サボテンなど) |
最強の通気性を実現したメッシュ「Gyropot」は3Dプリンターを使用し、コーデックやアガベに最適な土が乾きやすく根腐れ対策にも強いおすすめのプラスチック鉢となります!
2. スリット鉢が向いている植物
結論、根腐れし易い植物が向いており、土が乾いた状態を好む高山植物などにスリット鉢を使うことが適しています。
3. スリット鉢が選ばれる3つの理由
1. 根張りが良くなる
スリットがあることで、根のサークリングを予防することができます。
サークリングとは根が水を求めて鉢内をグルグルと探し回ることで根が巻いた状態になることです。良い根とは、サークリングせず細根が沢山ある状態で、スリット鉢は根は光を嫌がる性質を利用し、スリットを入れることで鉢内に光を入れることで、根の動きを制限し、そこから根の分岐を促す設計となっています。
根張りが良すぎるので、土に地面に直置きして放置しすぎるといつの間にか大地と一体化してしまうので注意が必要です
2. 土が乾きやすくなる
スリットが入っている分、空気が入りやすく、排水性が高いため水の抜けや渇きが穴一つの通常の鉢よりかなり早いです。
私の育成環境は、室内のサーキュレーターが回っている環境なので、1、2日で乾くこともあるくらい早いです。
私は鉢の用土が乾いたかどうかを判断するとき、鉢を持った時の重さで判断しています。
鉢の中が乾いているかどうか分からないので、見た目じゃなく重さで考えると良いですよ。
3. 根が酸欠になりにくい
スリットが入っている分、空気が入り易い=酸素も入り易いため、根腐れや酸欠になりにくい設計になっています。
記事のまとめ
- スリット鉢の代表的な商品は、CSMシリーズ、プレステラシリーズの二つ
- スリット鉢は、多肉植物や塊根植物にピッタリなプラスチック鉢
- スリット鉢のメリットは根張りの良さと通気性が良く酸素を根に供給できるため、根が酸欠になりにくい
- スリット鉢のデメリットは、土に直置きして放置をすると根が大地と一体化する
以上がスリット鉢の特徴やメリット・デメリットについての簡単な紹介でした。スリット鉢を使えば、健康的な株を育てるお手伝いができると思います。初心者の方も、ぜひ試してみてください!
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