この記事では、パキポディウムを太らせるために重要な、葉枯れの原因の一つであるハダニによる被害を解消する方法をご紹介します。
パキポディウムが太らない主な原因の一つに、葉が落ちることによる光合成不足が挙げられます。丸々と太った理想的なパキポディウムを観察すると、葉が旺盛に生い茂っている株が多いことに気づくでしょう。もし、病害虫の影響で葉を落とさずに育成できれば、あなたのパキポディウムも理想的なフォルムに一歩近づけることができます。
そこで今回は、ハダニによる葉枯れを防ぎ、パキポディウムの光合成を促進するための対策と予防法を3つご紹介します。
ハダニとは?その発生する原因は?
ハダニは、観葉植物に被害を与えるクモの仲間の害虫で、成虫でも約0.5mmと小さく、葉の裏に潜むため発見が難しい厄介な存在です。高温で乾燥した環境を好み、特に梅雨明けから夏にかけて発生しやすく、風に乗って屋内にも侵入します。
ハダニが発生する原因:
- 高温・乾燥した環境:気温が20〜30℃で湿度が低いと、ハダニは繁殖しやすくなります。
- 風による侵入:ハダニは軽いため、窓やドアから風に乗って運ばれてきます。
ハダニによる葉枯れを防ぐための対策
- シャワーで葉を洗い流し、害虫も除去する
- 毎日、葉水を行う
- ニームオイルなど、ハダニ対策アイテムを使う
シャワーで葉を洗い流し、害虫も除去する
適度な水圧(0.5〜1.0 MPa)で葉の表裏を洗い流すことで、ハダニを物理的に除去します。水圧の具体例として、散水用ホースにノズルを取り付け、ジェット噴射モードにすると約0.5〜1.0 MPaとなります。ただし、水圧が強すぎると葉を傷つける可能性があるので、手で触れて痛くない程度の水圧で行ってください。
毎日、葉水を行う
葉水は、ハダニの発生を防ぐために効果的な方法です。高湿度環境では、ハダニの繁殖が抑制され、生存率も低下します。室内の湿度を50%以上に維持することで、ハダニの発生を効果的に抑制できます。
葉水の方法
- 霧吹きを使って、葉の表裏に水が滴るほどたっぷりとかけます。
- 葉水は毎日行うと効果的です。
価格:1240円~ |
ニームオイルなど、ハダニ対策アイテムを使う
ニームオイルの効果
ニームオイルを散布することで、ハダニの活動が抑制され、個体数が減少します。植物への薬害は見られず、安全性が確認されています。ニームオイルは、環境に優しい天然の殺虫剤として利用可能です。
使用方法
- 指定された濃度に希釈し、葉の表裏に均一に散布します。
- 定期的な散布で、ハダニの再発を防ぎます。
価格:1980円 |
この記事のまとめ
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